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ブージー・クラクション考

鈴木由紀子さんへ

ロックが人をひきつけるのは、演奏での熱狂が人の生き様を表しているように感じられるからだ、と思います。この前ブージーの生演奏に接した時に、そう思いました。

ブージーの魅力は四人が一緒にガッと迫ってくるところ。
生演奏の合奏を聴いて、これぞ芸術だ、と思ったことは一度や二度ではありません。

CDでは『The BGC Sessions』が一番好きです。千回以上聴いていると思います。
この世で好きになれるのが、弦をいじったりする電子音だけだとしても、それは輝いている人間の活動だ、と思いながら、聴いていた。

私は労働というものが嫌いなのですが、本番前にコードをテープで貼り付ける鈴木さんらを見て、初めて、働いている人が輝いているように見えました。

私が芸術を意識しだしたのには、ブージーの影響があります。

鈴木さんが何をやるのも勝手だけれど、最近はやけに文化的な女らしさを出すなあ、とも思います。
併せて、イギリス語(英語)が歌詞にやけに出てくるようになったな、とも思います。

私はイギリス語の侵略的な普及に反対の立場なので(多くの少数派言語が消えていっています)、どうしても気になるのです。

共通補助語として人工言語をあえて使う気はありませんか?

でも、何かイギリス語らしくない鈴木さんのイギリス語は好きです。バンド名も含めて。

言いたいこと言ってるようですけど、ブージーは私にとって特別なバンドであることに変わりはありません。同時代にいて良かった、と思うことにも変わりありません。

生演奏での鈴木さんはやっぱり何をやっても格好良かった。

誕生日おめでとうございます!
by okawghumpe | 2010-04-19 13:52 | 書評以外の日本語
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