もじゃもじゃあたまのナナちゃん 神沢利子/ぶん 偕成社

ナナちゃんに共感する

子供のもじゃもじゃあたまの髪をとかしてやろうという大人のバカげた執念。ナナちゃんは、髪をとかされるくらいなら鳥の巣になったほうがマシ、と家を出る。ナナちゃんは鳥に対してやさしい。ところがこういう話を子供に隠したい、と思う大人がいるのです。「ちいさな絵本館」の職員として私は同館に置く本として本書を選んだが、「これは不適当だ」、「同館には置けない」、という意見が他の大人の職員から出ました。大人が悪く書かれている、というのです。子供の頭をとかそうとバカげた執念を燃やすのは大人によくみられることだと思うのですが。「何日も家出を放っておく親はありえない」とも言う。しかしナナちゃんが何日も家出をしたのなら、ナナちゃんに同情するべきではないか。子供に同情をせずに、親のメンツを保つためにのみ本書を「勧められない」とする大人に私は反対する。

池田市立図書館書評

以上の10月1日付けの書評の内容に不正確な点があるので、10月2日付けで訂正します。「ちいさな絵本館」の他の大人の職員から言われたのは、小さい子に読み聞かせたところ、あまり喜んでいなさそうだった、ということと、「何日も家出を放っておく親はありえない」ということでした。「大人が悪く書かれている本は、小さい子に勧める本ではない」、と言うのは平松二三代さんです。

書評は書き換えました。↓
ナナちゃんに共感する

子供のもじゃもじゃあたまの髪をとかしてやろう、という大人のバカげた執念。ナナちゃんは、髪をとかされるくらいなら鳥の巣になったほうがマシ、と家を出る。ナナちゃんは鳥に対してやさしい。「何日も家出を放っておく親はありえない」、だからお勧めする本ではない、という人もいる。しかしナナちゃんが何日も家出をしたのなら、ナナちゃんに同情したら良いではないか、と私は思う。私はお勧めします。しかし読み聞かせると、このナナちゃんの行動についていけない子もいるようです。

池田市立図書館書評

神沢利子さんが文、西巻茅子さんが絵。



以下の広告は私の文章ではありません。↓
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by okawghumpe | 2010-10-02 21:35 | 図書館書評
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