女はポルノを読む 守如子/著 青弓社

大変貴重な本

表現の自由というのは、権力を批判する自由ということでもあるけれど、何より、多様性を認める、ということだろう。そう思った。従来のフェミニズムがポルノを男性のものと一くくりにして敵に回していたのに対して、著者はそれを分類し、女性の読者がどう読んでいるかを分析する。男性向けと女性向けの漫画雑誌を比較し、共通点を見出していく。労作です。説得力がある。論文の体裁なので、読みやすくはないが、分析は分かりやすい。そして(長方形のフキダシは登場人物が心で思っていることを表す、とか)漫画の表現方法を解説しているところが面白い。

(池田市立図書館書評)

購入してくれた図書館には大感謝。(私リクエストしました。)
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by okawghumpe | 2010-05-28 10:48 | 図書館書評
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